Interface6月号には付録でSH2コアSH7144F搭載の基板がついてきました。(下図)
InterFace付録基板
7月号で付録基板を使ってPUPPYを制御する例を紹介しました。PUPPYに対応するCPUボードにはH8/300HTinyしかないのでSH2コアを搭載する7144をPUPPYの制御に使えばより安定した動作、周辺機能の強化がはかれそうです。しかし記事の内容はソフトの話がほとんどで、実際に付録基板を接続するところにはあまりページを割くことができませんでした。ここでは記事で触れた、InterFace付録基板とPUPPYを接続する変換基板の作成法についてもう少し掘り下げて説明します。
下図が記事を書いた際に実際に作成した変換基板です。
両面スルーホールのユニバーサル基板に付録基板のJ1、J2のコネクタ間距離にあわせてコネクタを実装し、
その裏面にPUPPYのJ1、J2のコネクタ間距離にあわせてコネクタを実装します。
位置関係は下図のとおりです。
※上記図で誤りがありました。 正しくは赤線のように配線してください。(2010/5/13) |
付録基板のJ2-38は外部電源供給端子でここに3.6〜6Vの電圧を供給するとSH7144の動作電圧である3.3Vを付録基板上で生成します。PUPPYのセンサ、LEDなどの周辺機能はここで作られた3.3Vを使用します。今回はJ2-38にスイッチを介して単三乾電池×4本を接続しました。
PUPPY本体電源回路は使用しないのでCPU用の電池2本はあらかじめ抜いておきます。さらに付録基板にも40ピンのコネクタを実装しておきます。
現在発売しているPUPPYには2つのバージョンがあります。左下がVER.E、右下がVER.Dです。
VER.E VER.D
VER.Dの方は電源が3Vでもそのまま動作しますが、VER.Eのほうはジャイロセンサの基準電圧をVCCからとっているため調整が必要になります。
まず、付録基板、変換基板をPUPPYに装着します。
変換基板のスイッチをいれCPUとPUPPYに3.3Vを供給します。次にジャイロセンサ出力調整用の抵抗R13をドライバ等で回し
ジャイロセンサの出力(AN1)をVCC/2=1.5Vにします。
これでハードウェアの準備は整いました。
プログラムはInterfaceホームページからダウンロードできます。